米人種問題とショーウインドーの世界

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    [2019 NY]


    黒人男性の暴行死事件がきっかけとなり、今までの根強くあった人種問題が湧き出てきて、全米各地に抗議デモ広がって
    います。事実、米国で人種間の格差が根深く残っていて、黒人世帯の所得は白人の6割に満たないとう。
    それに、新型コロナは社会的弱者の感染率も高くさらに格差を拡大させ、コロナ自粛の不安とストレスがピークに
    達したものきっかけの一つだと思います。

    毎年取材しているNY。
    2019年の12月、いつものようにクリスマス時期の百貨店には人種問わず笑顔が溢れていました。

    私がBergdorf Goodmanでウィンドーデザイナーとして勤務した時、ファッションと店内、ウインドーディスプレイを統括していた副社長 リンダが私に言った言葉が心に残っています。


    「ショーウインドーはストリートレベルでの劇場だ。」



    ショーウインドーは人種格差問わず、誰もが平等に素敵なクリスマスを楽しめるフリーの劇場なのです。ブロードウェイなら$100ぐらいしますし、家族全員でサクッと楽しめるのがショーウィンドー。
    だからこそ、毎年、各店舗のディレクターやデザイナーはそんな熱い想いとプロ意識を持って、今までにない企画やこだわりを披露しています。
    家族、友人、恋人が集い、そこから会話が生まれ笑顔になっていく、そんな微笑ましいショーウインドーがNYにはいっぱい!




    2019年12月 大手百貨店サックスフィフスアベニューはアナと雪の女王をテーマとしたウインドーと展開。
    ファッションのウインドーでは白人だけのマネキンではなくアジア人、黒人マネキンも人種問わず使用されています。
    理由はディレクターから、NYは”人種のるつぼ”だから、コーディネートも多種多様でないといけないと。
    ショーウインドーやアートと通して、社会に訴えること、シンプルに人を幸せに出来ることはまだまだあるのではと思います。

    ショーウインドーの前には、いつものように各国からの観光客、人種問わず笑顔が溢れる様子を見ることが楽しみの一つ。
    観客と一体化する、その光景含めてのショーウインドーなのです。
    今、現在、自粛も徐々に明け、マンハッタンでも暴動があったためにベニア板で覆われていた百貨店のショーウインドーは、
    少しづつ再開し始めています。


    2020年のクリスマスディスプレイの企画は進行中。
    第二波も懸念される中ですが、人種格差問わず街ゆく人を感動に導いてくれるのか、立ち上がりが待ち遠しいです。






    JR名古屋高島屋バレンタインディスプレイ立ち上がり

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      JR名古屋高島屋バレンタインのディスプレイ立ち上がりました。
      今年も朝までの現場でした!
      今年は星座をモチーフに夜空の中に浮かぶチョコレート達。
      ウサギ風のマネキンとお月様の上にチョコレートのデコレーションです。
      昨年まで9年連続バレンタインの全国の売り上げが1位となっています。
      今年も!と期待がかかります。

      最近はバレンタインが多様化の傾向。

      昔は女性が男性にチョコを贈る日であり、義理チョコもそうです。
      ですが、今は自分へのご褒美チョコ、友達へのトモチョコなど目的も様々。
      国内外問わず有名ショコラティエのタレント化、ブランド化、トレンド化一つでしょう。
      この時とばかりに特別なチョコレート食べたいというグルメ志向や、
      会場がテーマパーク化して、バレンタインイベントが一年に一度の「祭」となっています。
      年に一度のバレンタイン、楽しみ方はそれぞれで自分なりのイベントになったらいいと思います。

      夏のディスプレイ(トリックワンピース)

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        今年はストライプや幾何学模様がオプアートとミックスした柄がトレンドの一つ。
        そして、上下セパレートに見えて実はワンピースという商材もこの春夏の新トレンド。

        今年のトレンドは
        ストライプ ×  無地 × 幾何学模様(ジオメトリック)× 格子柄 など組み合わせも様々です。
        色はブラック&ホワイト + ビビッド系

        今回はシンプル、大胆にトリックアートのような視覚効果を利用したグラフィックを製作。
        ジオメトリックなグラフィックにさらりと舞うツバメがポイント。


        ロンドン ハロッズの旧正月

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          大雪のパリからロンドンに来ると色んなことでちょっとホッとしました。
          比較的安全ということもあったり、ホテルもパリより安くて居心地が良い。
          オリンピック後ということで、空港からエキスプレス列車も街もとっても綺麗。
          しかも、驚いたのが地下鉄のエスカレーターが片側に右側立ち、左側が歩く人用ということで決まってるということ。とてもオーガナイズされて日本人としては気持ちいいもんです。

          さっそく、いろいろと街を散策。ロンドンの老舗百貨店ハロッズのウインドーは中国の旧正月をモチーフです。
          10年以上前ぐらいからヨーロッパ旅行する中国人もだんだんと増え始め、今や大金を使ってくれるお客様と言えば中国人やアラブ系が目立つ。中国人に来てもらうためにもウインドーや店内も旧正月をテーマにしてました。
          でも、さすがにハロッズのウインドーらしくシンプルでアートっぽくまとめてます。
          どんどんと世界で存在力が増す中国人ですが、これが続くのでしょうかね?






          VMD協会主催 「VMD Eyes express」

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            (バーグドルフグッドマンのヴィジュアル本とWD)

            LAらら始まりNYと取材し、今週からVMD協会主催 「VMD Eyes express」ツアーが始まってます。
            帰国後直ぐの編集作業から名古屋、大阪講演と無事終了し、本日は最後の東京へ。

            今回は今までの「クリスマス最前線」の百貨店のクリスマスディスプレイの定点観測だけではなく、ロンドン ハービーニコルズ、NY バーグドルフグッドマンのディレクターのインタビューもあり、内容は相当充実してます。
            私も毎年、バーグドルフグッドマンにはお邪魔はしてても、正式にインタビューを依頼したのは初めてで、
            質問の準備などの段階から緊張してました。

            欧米のVMDの違いや洗練した魅せ方、体感したことをライブ感溢れるトークでお伝え出来たらと思ってます。

            春のディスプレイ

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              今回の名古屋高島屋の春のディスプレイは幾何学的なオブジェ。
              NYで見て来たのを参考にしてて、作り手の感覚が問われるオブジェでした。
              製作日数もせまってて気持ちが滅入りそうなハプニングもあったなかで、今回の名古屋のMさんにお願い出来る事になりました。少々、修正箇所も言ったのですが快く対応してくれ、とても、前向きで熱意もあり鉄職人のもの作りに対しての思いが伝わってきました。
              このちょっとのこだわりを大切にしないと、完成の違いが大きく出てきます。ぎりぎりまで妥協せず同じ気持ちで作り続けてくれる人ってとても貴重なんですよ。
              本当に有り難かったです。

              今回の仕事では移動になるクライアントの方の最後のヴィジュアルステージになります。
              そのクライアントさんから作り手さんまでが同じ気持ちで仕事に向かう事ができました。








              JUGEMテーマ:アート・デザイン



              ロデオドライブのクリスマス

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                LAのウインドーディスプレイで素敵なエリアはやっぱりロデオドライブ。
                その中で今年はニーマンマーカスが一番でした。
                テーマはLove, Hope, Joy,そしてCharity。60年代風のカラーとポップな文字のイラストに、テーマに沿った言葉が書き添えてました。格言みたいなものから、辞書から抜粋した物まで。
                でも、最後のCharityは、とってもアメリカらしい。富裕層を顧客に持つニーマンならではのアプローチでしょうね。
                ハリウッドスターはもちろん、お金持ちは恵まれない国や人達への寄付、慈善事業が盛んなんですね。
                そんな視点でもウインドーディスプレイは楽しめますよ。


                Bergdorf Goodman出版記念パーティ

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                  NYの五番街もぼちぼちクリスマス色になっていっています。
                  クレーンで外装にガーランドをつけたり夜になるといろんな店の前はデザイナーさんや業者さんで溢れています。

                  サンクスギビングを前にBergdorf Goodmanだけ他に先駆けクリスマスが立ち上がり、
                  今日はその『Windows at Bergdorf Goodman』の出版記念パーティです。
                  外には赤絨毯が引かれ沢山のカメラマンや雑誌社テレビ局の人達でいっぱいで、カクテルパーティということでドレスアップした人達が列をなしていました。



                  一階の店内がパーティ会場とし、ゲストを楽しませるドラッグクイーンのオペラやショーなどもあって賑わっていて、Bergdorf Goodman招待客とあってファッションもやっぱりラグジュアリーで個性的。
                  名前は覚えてないけど雑誌やテレビで見たことあるわーと思う有名人が一斉に集まっています。
                  シャンパン飲み放題も魅力的ですがゲストウォッチングも楽しめミーハー心くすぐられますね。




                  私のボスのウインドーファッションのディレクター副社長のLindaさん、ウインドーアーティスト仕事仲間達。
                  百貨店はセレブだらけですが、久しぶりに会う仲間とは国の違いを感じさせないほど懐かしいしアットホームな社風なのがBergdorf Goodmanの魅力ですね。

                  LAのクリスマス

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                    The Groveにて





                    ロデオドライブのニーマンマーカス


                    Bloomingdales編

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